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「家」という特別な場所

週末から22日に亡くなられた小林真央さんの、これまでを振り返ったTV番組を何度も見て、見る度「本当にきれいな人だったな」と改めて思っていました。

私の中の小林真央さんのイメージは「お嬢様」「天真爛漫」で、今までの人生なんとなくアングラ系な私にとっては少しまぶしすぎて、特に好きでも嫌いでもない有名人の一人でした。

ですが、自身ががんであることを発表され、その後の闘病生活を伝え聞くにつれ、自分よりずっと若い女性を襲った病魔に対して理不尽さを感じざるを得なくなっていきました。

もちろん死んでもいい人などいないけれど、まだお子さんも小さく、これからやりたいこともいっぱいあったであろう人を奪って行った「がん」という病に、怒りと畏怖を覚えました。

配偶者である市川海老蔵さんと、お子さんの心中はとても計り知れませんが、心から冥福をお祈りすると共に、謹んで哀悼の意を表します。




最期の時をご自宅で迎えられた真央さん、それはきっと真央さんご自身の希望だったのでしょうね。

最期は自宅で、と望まれる方は多分かなり多いと思いますが、実際はなかなかそうはいかなくて、約8割(厚労省調べ)の人が病院や診療所で死を迎えているそうです。


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そういえばうちの義父も病院で亡くなりました。

義父は前々から体のあちこちが悪く、がんやら再生不良貧血やらで入退院を繰り返していました。

亡くなる少し前、どことは言えないけれど体調が悪い、と言うことで念のため近所の病院に入院し、入院したその夜に帰らぬ人となりました。


死は突然やってくる、それも思いがけない時に



「念のため」の入院だったため、私達息子家族は義父が入院していたことすら知らされず、夜中に突然かかってきた病院からの電話で事実を知りました。

容態が急変したので家族に連絡を取ろうとしたものの、義母は日頃の看病疲れと「入院してるから安心」と言う気持ちから熟睡していたようで、緊急連絡先として電話番号が書かれていたわが家に連絡するしかなかったそうです。

夜中の連絡にびっくりした私の配偶者は、急いで病院に向かいましたが、その時既に義父の心臓は停止し、心肺蘇生を受けている最中でした。

結局義父は息を吹き返すことはなく、家族の誰も、義父の死に目には会えませんでした。

亡くなった当日に葬儀場でお通夜、翌日そのままお葬式、と目まぐるしく過ぎ、義父は入院してから一度も家に帰ることなく骨になりました。

私はそれがすごく悲しくて申し訳なくて、でも配偶者と、何より姑が決めたことだから口には出せません。

だけど、病院から葬儀場に行く前に、ほんの少しの時間でいいから、家に帰して上げられていたら、と今でも心残りです。


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大切な自分の居場所である「家」



「家」って誰にとっても特別なものですよね。

私は訪問介護の仕事をしているせいか、特にそう思います。

ヘルパーが訪問するお宅というのは、一人暮らしで介護認定をされているお年寄りの方がほとんどです。

介護が必要で、かつ独居なのであれば、どこか施設に入った方がいいのでは?と思われるかも知れませんが、施設は高いとか空きがないとか言う事情を加味せずとも、ご本人が在宅での生活を望まれているケースがとても多いのです。

例え誰かの助けを借りながらであっても、住み慣れた家を離れたくない。

そう思う方が本当に多いです。

昔、私が訪問介護の仕事を始めたばかりの頃、上司に言われたことがありました。

「ヘルパーが通うのはたいてい長くても3年くらい。その後は在宅での生活は難しくなって施設に入られる方がほとんどよ。それを考えると、私達の仕事は、利用者さまの人生において、自宅で過ごされる最後の数年間を支えるものなのよ」

自分の家で過ごせる最後の数年、それを支えるのがヘルパー。

私の母には「娘にさせたい仕事じゃないわ」と言われるヘルパーという仕事に、私が誇りを持って取り組めるのはこの言葉があるからです。

ヘルパーは、利用者さまの「住み慣れた家で出来るだけ長く過ごしたい」その気持ちをサポートできる、とても大切な仕事だと思っています。




誰もが小林真央さんのように在宅で最期を迎えられるわけではないけれど、最期は自宅で、と望む気持ちは誰もが抱いているのではないでしょうか。

楽しいこと嬉しいこと悲しいこと悔しいこと、たくさんの感情と出来事をその傘の下に抱き、かけがえのない「自分の居場所」を提供してくれる「家」というもの。

どんな家であってもそこに住む人にとって特別な存在ですよね。

主婦でもある私にとっては、夜になれば家族が帰ってくる場所、常に猫達の気配を感じられる場所、そして自分の居場所。

自分の「家」で過ごす何気ない時間、積み重ねていく家族との日々を、今、自分の手の中にあるものを、これからも大切にしていきたいなと思います。


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プロフィール

みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフォー主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の高校生の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

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