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高齢化の波

昨日は育成会の成人部会に参加してきた。

育成会では毎年、障がい者の当事者団体として市に要望書を提出している。

去年はこういうのを出して、今年はこれを出す予定ですよ、と言うのを部会参加者に説明、意見を求めるのが私の今回のミッションだ。

部会開始の挨拶は成人部長にお願いし、その後私の司会で要望書について話し始めた。

当初は順調に説明でき、質問や新しい意見も出て活発な話し合いが出来た。

だが、途中から、ある人の個人的な悩み事が述べられる時間が増えた。

成人部会とはそもそも、成人した子どもを持つ保護者が話し合う会なので、自身の思いを発信するのは構わない。

その人も(以後Hさん)

「これは雑談と受け止めてもらって頂きたいのですが・・・」

と話し始めた。

成人部会の在り方的に

「いや今雑談する時間じゃないんで」

と言う訳にもいかないので続けてもらう。

実際は「今はそう言う時間じゃない」と言うのが本音だが。

すると出るわ出るわ。

Hさんの息子さんが入所しているグループホームを運営している法人Mへの不満や、それにより募らせた不安について延々語りだしたのだ。





「それはここで言っても仕方がない。」

「Mに直接言うべきだ。」


と、私も他の参加者もHさんに言うが、全く聞く耳を持たない。

そして

「Mはもともと育成会が事業をするために立ち上げられた団体」

「なのにいつの間にか育成会とは別の団体になってしまった」

と、もうどうしようもないことや昔話を列挙した後

「育成会では事業はしないと決めて、事業はMにしてもらうことにした。事実上Mは育成会の事業部門である」

「なのに育成会で勝手に事業を始め、グループホームの運営などを始めた。」

「以前、全国育成会の会長が『最近の育成会は事業に夢中になって、会員の思いや痛みを吸い上げる運動をおろそかにしている』と言っていた」

などなど続ける。

最初はふんふんと聞き流していた私であるが、Hさんが引用した全国育成会会長の言葉とやらにカチンと来た。

「最近の育成会は事業に夢中になって」・・・?

今育成会は確かに事業をしているけれど、それは「グループホームを作って欲しい」などの会員の声を受けて始めたものだ。

でもってHさんの言うところの「運動」とは、行政や法律整備を訴える活動のことらしいが、それなら今の育成会でもそれなりにやっている。

ちなみにHさんはわが市の育成会の創立メンバーで、Mの立ち上げにも奮闘した育成会の重鎮である。

育成会では事業をしないと決め、Mに事業を任せたのもHさん達だ。

その結果、Mに裏切られ、莫大な損失を育成会にもたらした。

要するにHさんたちの決定は失敗だった。

その結果を踏まえ現在の理事長は「事業は他人に任せるのは危険だ」と、自分たち自身で事業を担うことにしたのだ。

つまり事業は

やりたくてやってるわけではない。

誰かがやってくれるなら喜んでお任せしたい。

だが、長期に渡って信頼できる法人などないことが証明されてしまった以上、自分たちでやるしかないのだ。

なのにHさんはとうとうと自説を披露し、それらは要約すれば

「うちの息子がボロボロのグループホームに住む羽目になったのはMを育成会が運営していないせいだ」

と言うことになる。

・・・なんやねんそれ。

ジェネレーションギャップなのか何なのか知らないが、今の70代80代の人の中には本当に話が通じない人がいる。

どういう理屈でそういう理論が導き出されるのかと頭を抱えてしまう。



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まぁHさんが息子さんが入所しているグループホームに不満があるのはものすごくよくわかる。

が、Hさんには、以前、育成会で新しいグループホームを建設する際、そこに移って来てはどうか?と打診はしたのだ。

Hさんの息子さん在住のグループホームは老朽化が著しく、その運営にも保護者は満足していないことを承知の上での声掛けだったが

「息子本人が今のグループホームを出る気はないと言っている。私は息子の意思を尊重する」

と言い、その提案を蹴った。

あれから月日が流れ、グループホームへの考えも変わったのかと再度

「以前、〇〇ハウスを建てる時、移りませんかって言いましたよね?」

と聞いてみると

「息子はあそこから動きたくないと言っている。私は息子の意思を尊重する

と前回と同じセリフが帰って来た。

あぁそう、じゃあもうええやん。

ほんまそれ。

設立メンバーかなんか知らんけど、その後半世紀近く経てなお自分の意見=育成会は絶対にそれに従うべき、と思わんとってほしいわ。

こういう人でも「はいはい、そうですか」とさらっと流せるのが大人なのかもしれないが、既にカチンと来てしまった私は、Hさんの言葉のひとつひとつに回答してしまう。

「育成会がMを手放した」
→育成会からMを切ったわけではない。Mが育成会を敬遠するようになった上に、虐待事件まで起こしたから障がい者の当事者団体として離れざるを得なくなっただけ

「育成会で事業はしないと決めていた」
→現在の会員さんは事業をすることを望んでいる。事業はあくまで会員さんのニーズを受けて始めた

「育成会がMを運営するべきだ」
→別法人なので口出しできません。以上

などなど。

・・・暖簾に腕押し、糠に釘、全く聞く耳持ってくれなかったが。

会の重鎮であり御年80歳を超えた方相手にいちいち反論するのは全く本意ではない、すごくしたくない。

だが、年がいくつだろうが昔何をしてた人だろうがおかしいものはおかしい。

そもそも自分の悩み事のためにその場にいる人の時間を大量に消費するのもおかしい。

会終了後、Hさんの古くからの友人であるAさんがこっそり

「あの人の言うたことはあんまり気にせんとってな。あの人最近ちょっと精神的におかしいねん」

と言って来た。

・・・そうなんや。

高齢化が進み、以前はまともに見えた人も変わっていく。

それは仕方のないことだが、それを自分が受け止める義務が果たしてあるのだろうかとふと考える。

正直育成会に属するメリットは今のところ私にはない。

だが、地域の知的障がい者の役に立つならと副理事長まで勤めている。

それはそれで自分でも納得しているが、高齢会員のよくわからない不満のはけ口にされることまで仕事のうちであるのなら、割に合わないこと甚だしい。

親しかった同年代の友人はどんどん会を抜けていくし、こういうことがあると自分の今後も考えなければいけないなぁと思う今日この頃である。







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みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフィフ主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の20歳の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

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