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次男が入院した時の話

先日、育成会関連の書類を作っていた時、必要な書類が一枚足りないことに気がついた。

添付書類だし、コピーでOKなので、一緒に副理事をしているHさんにメールでその書類を持っていないか尋ねてみた。

しばらくして返信があり、後でその書類をファックスしてくれることと、実は今息子さんが入院している旨が書かれていた。

息子さんが入院・・・Hさんのお子さんはうちの次男に比べたら全然賢いけれど、やはり障害者には変わりないから、入院時は病院から付き添いを求められただろうなぁ。

Hさんは70代・・・私も次男が入院したら70代とか80代なっても付き添わなあかんのやろなぁと少し遠い目になった。

ダウン症で重度知的障害のあるうちの次男は、その障害の割には入院とかの数が少ない。

2回くらいであろうか。

恐らく出生当時心臓に疾患がなかったのが大きいだろう。

小さい頃はそれなりに病気もしたが、19歳の現在は病気も年に数回しかしない。

特別支援学校に行っていた頃は皆勤賞さえもらったことがある。

今回Hさんの息子さんの話を聞いて、そんな次男が初めて入院した時のことを思い出した。


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それは次男が2歳の時。

風邪をこじらせ、肺炎になってしまったため、近所の総合病院に入院した。

ダウン症と言うこともあり病院は最初からビクビクしていた。

そして当たり前のように家族の付き添いを求められた。

入院期間中ずっと、24時間体制で、である

しかも点滴や装着されている装置を外してしまわないように、常時抱っこしていてくれ、とのこと。


・・・入院中ずっと抱いとけってすごいこと言うな。


と思ったものの、なんせダウン症だ。

そういうもんかいな、と思い病院の言う事に従うこととなった。

熱が下がらず、本人も苦しかったのであろう、本当に熟睡している時以外ずっと唸っていた次男。

「う゛う゛う゛ぅ~~」

みたいな声をほぼ常時出している。

これは・・・大部屋はきついやろ?

なので

「出来たら個室でお願いしたいんですけど・・・」

と頼んでみるも

「今個室空いてないんですよね~」

と看護士さん。

そこを拝み倒して何とか2人部屋に入れてもらえることになった。

2人部屋のもう一人は上品そうなおばあちゃま。

息子の様子を見て

「あらあら、小さいのにかわいそうに」

と優しい言葉をかけて下さった。

そして始まった入院生活。

24時間抱っこはさすがに私一人ではきついので、自分や配偶者の親が来てくれた時は抱っこを代わってもらい、その間にダッシュで家に帰り(自宅は走って5分ほどの距離)、シャワーや着替えを済ませてまた戻る、とかしていた。

そう言えば当時、在宅で仕事もしていた。

どうやりすごしたのだろうか私、今になると覚えてないが。

そうして3日ほどが過ぎ、私の母親が来てくれたので、売店で必要なものを買い、病室に戻ろうとしたその時、廊下の隅の談話室みたいな所に息子と同室のおばあちゃまを見かけた。

何の気なしに近づいて行くと、おばあちゃまは看護士さんを相手に

「わかってるねん!私もわかってるねんけどな!もう耐えられへんねん!><」

と、ワナワナ泣き咽びながら訴えていた。


・・・どうやらうちの息子の唸り声に限界が来たらしい。


そりゃそうやわな、自分も体調悪いから入院してるんやもん。

ゆっくり休みたいのに同じ部屋の子どもが延々


「う゛う゛う゛ぅ~~」


やもんな・・・。


もちろんこっちだってどうしようもないのだが、見知らぬ優しいおばあちゃまを情緒不安定な状態になるまで追い詰めてしまったことに深く罪悪感を抱いた。


すぐに看護士さんに再度個室に入れないかと申し出たところ、今度は

「あぁ今やったら空いてますよ」

とのこと。


・・・空いとるんやったらすぐに教えろや!


何はともあれその日のうちに個室に移った。

これでおばあちゃまも「う゛う゛う゛ぅ~~」に悩まされることはなくなったであろう。

当時すでにご高齢だったが、もしまだご健在だったならば、あのおばあちゃまに一言お詫びを言いたい。

本っ当~~に申し訳なかったと。

別に私は障がいのある子供を持っていることに引け目を感じているわけではない。

だが、どういう事情があろうと人様にご迷惑をおかけしたらそれに対して謝罪の念を抱くべきだと思っている。

そこに障がいの有無は関係ない。

次男は1週間ほどで体調が落ち着き、これで食欲が戻ったら退院出来ますよ、と医師に言われた。

だけれども、病院の雰囲気に怯えきっている次男は食事どころではない。

病院食を見るだけで体を仰け反らせて暴れる。

なので私は確信した。

家に帰れば食べる、と。

そして医師にそう言ったが、医師は首を縦に振らない。

「食欲が戻らないことには退院させるわけには行かない」

の一点張り。

だから、家に帰りさえすれば食べるんやって!

あーだこーだの不毛なやり取りが続いた後、私はこう言った。


「家に帰ってそれで何かあろうと、責任は全て私が取ります(きっぱり」


・・・どう責任取るつもりやったんや私・・・。

自分でもよくわからんことを言ってるなと思ったが、なぜか医師は

「お母さんがそこまで言うんやったら・・」

と、退院を許可してくれた。

退院後、自宅で私が作ったミキサー食をおいしそうに食べる次男。

よっしゃっ!思った通りやっ!

とガッツポーズするも、

「もしこれで食べへんかったら私の責任やってんな・・・」


と思うと、何ともヒヤヒヤしたのであった。




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昨日は野菜をいっぱい入れて粕汁を作った。


01220.jpg


粕汁・・・とは言え、酒粕は控えめ、ほぼ豚汁。

なぜなら

「粕汁やで~」

と言って出しても、酒粕をそこそこ入れたものだと配偶者に


「(嫌そうに)酒粕の味がする・・・」


と言われるからだ。

・・・だから粕汁やと言うとるやろうが!


要するに酒粕は好きではないようだから、我が家の粕汁は酒粕控えめなのである。



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プロフィール

みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフォー主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の19歳の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

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