記事一覧

特養利用料と「生きる力」

先日、次男に晩ご飯を食べさせていると、母から電話がかかって来た。

「あのな、今ご飯中やろ?」


・・・ようわかったな!


「そやけどわかったら教えて、言われてたから・・・」

と話し出したのは、父の特養の1ヶ月の利用料について。

父が特養に入所したのが10月。

その後半月分の請求はされていたが、丸々1ヶ月の利用料がいくらか不明だったのだ。

私の知り合いにも「そろそろ親を特養に・・・」と考えている人が多く、私の父が特養に入ったと聞き「利用料なんぼくらいなん?」とよく尋ねられる。

なので「一ヶ月丸々の利用料がわかったら教えて」と母に頼んでいたのだ。

今回やっと判明した利用料は、医師の往診代、散髪代など諸々込みで、なんと11万弱!


特養って・・・お得よう・・・(親父ギャグか


私は介護職経験者ではあるが訪問介護しかしたことがないため、高齢者用施設の相場と言うものに詳しくない。

だが、ケアハウスやグループホームでは20万代が当たり前、みたいなことを聞いたし、いわゆる高級老人ホームでは一ヶ月30万を超えるところも珍しくないと言う噂。

そんな中、お医者さんに来てもらったり散髪してもらったりした上で一ヶ月11万。。。

なんて経済的なんだろう、そりゃ何年も待ちが出るわ。

障害者にはこのように恵まれた施設はないと思う。

障害者用施設と言うのはあるにはあるが、数が極端に少ないし、新たに建てられることもないから、新規で入居なんてほぼ出来ない。

なので一般の障害者?にとって、将来入居出来る場所として現実的なのはグループホームくらいである。

そのグループホームだって現在の制度上、夕方~朝までしか職員さんはおらず、日中の支援は受けられない所がほとんどだ。

今年は自然災害が多かったが、警報などで通所施設が休所になると、親が迎えに行かなければいけなかったり、育成会の会員の方の場合は育成会の方で一時的に自分とこの生活介護事業所のスタッフさんなどを駆使して対応していた。

そんな非常時ではなくても毎週土日には自宅に帰ってくる。

お盆や年末年始にも帰ってくる。

「親亡き後を考えてグループホームを苦労して建て子どもを入所させても、これじゃ相変わらず私達、いつまで経っても死ねないわね」

と先輩方はおっしゃっている。


01218.jpg


それに比べて特養は、面会や外出はいつでも出来るけれど、基本全てが施設内で完結していて、24時間365日体制で見守ってくれる。

もちろん看取りまでしてくれる。

障害者のグループホームとは違い、立派な「終の棲家」になれるのだ。

しかも料金は応能負担・・・利用者の経済状態に応じて変化する。

特養の利用料は4段階で定められており、うちの父は下から2個目の階層らしい。

で、11万。

この利用料を決める時は資産状況や、子どもからの経済的支援の有無をかなり詳しく審査されるらしい。

ちなみにうちの親は長兄家族と同居している。

なので家賃や光熱費がかからない。

しかも長兄は市内外にビルをドカドカ建てている会社経営者。


・・・よう審査通ったなと思う。


「はい、うちは息子家族と同居してまして、息子はそこそこ金持ちでんねんけど、私らには一切援助はしてくれまへんねん」

とか何とか言ったのだろうか。


ほぼ息子と嫁の悪口になったのではないだろうか。


まぁ定期的にお小遣い上げたりとか生活費渡したりとかいう金銭的援助は確かに兄貴らはしてないけれど・・・それでもそれなりに恵まれた年寄りであるように私個人は思ってたのだが。

「11万やったらじいちゃんの年金で払えるやん。良かったねぇ」

と私が言うと

「そやねん。私のおかげやわ」

と威張る母。

こんだけうちにはお金あらしまへんねん!と通帳を役所の人に見せ、いかに自分達は子どもに何もしてもらってないか切々とケアマネさん達に語ったのであろう。

がめついと言ってしまえばそれまでだけれど、生きる力と言うのはこういう所に現れるのかも知れない。

なんだか母がすごい人に思えた今日この頃である。



スポンサーリンク





そんなうちの親と対照的なのが私の配偶者の実家だ。


この家は・・・とにかく欲がない、気力もあまりない


最近よく「集団接種などで肝炎に感染した方の集団訴訟云々」のCMを見かけるが、死んだ舅は昔、「輸血により」肝炎に感染した。

訴訟を起こせば恐らく慰謝料等がもらえたと思うのだが、配偶者一族は

「そんなんしても治るわけじゃないし・・・」

と言って何もしなかった。

入院中に誰かが死ねば「医療ミスちゃうか?!」とがっつく私の実家とはえらい違いである。

でもって、今の配偶者の実家は、配偶者の祖父から相続したもので、相続時はバブル時代であったから莫大な相続税を取られたらしい。

だがしかし、敷地面積はそこそこあるものに、その土地はいわゆる旗ざお地と呼ばれるややこしい土地。

恐らく市場評価額は低く、減税が適応される地形であるはずだが、それには「ここは敷地は大きいけど旗ざお地やから評価額は低いんです」と証明しなければならない場合が多い。

舅も姑もそういうことを極端に嫌がり

「別にええわ・・」

と、その後何十年も相続税をローンで支払い続けた。

そんな感じでとにかく欲も気力もない配偶者一族。

そういえばうちの親には孫が6人おり、私自身も従兄弟や叔父叔母、親戚が把握出来ないくらいわんさかいるが、配偶者一族は独身者が多く、うちの子ども達には父方の従兄弟とかがいない。

お互いの親戚の数が違いすぎて結婚式の時人数あわせで困ったほど。

ついでに言うと今は亡き舅は5人兄弟であったが、5人全員が70前で死んでいる


・・・いまどきこの死亡率は呪いではないかとすら思える。


うちの親の親戚はたいてい90過ぎまで生きてるよ。。。

「生きる力」みたいなものは家系によって強さが違うのかしら。

私の家系が道端の雑草だとすれば、配偶者の家系は温室栽培の胡蝶蘭とかなのかしら。

どちらが良いかはさておき、意外と家系ってのは重要だなぁと思った。



~参加中~
クリックして頂けると嬉しいです☆


スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフォー主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の19歳の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

検索フォーム

スポンサーリンク

  

アンケートモニター登録

ブロとも申請フォーム

~参加中~

応援して頂けると嬉しいです