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父が特養に入所しました

先週の火曜日、出かけようとしたら母から電話がかかってきました。

うちの母親はたいていタイミングが悪く、私が「次男のオムツを替えてる時」とか「トンカツの衣をつけてる時」などによく電話してきます。

この日も準備をしてさあ出かけよう、今なら○分の電車に乗れる、と思った時にかけて来ました、こう毎回だとむしろすごい、うちに監視カメラでも付けてんじゃなかろうか。

「はい、もしもし」

と私が電話に出ると

「あのね、さっき○○から電話があって」

と母は話し始めました。

どうやら申し込んでいた特養から部屋に空きが出来たので、手続きに来てほしい、と連絡が来たとのこと。

母は以前から3つの特養に申し込んでいたけれど、どこも満室で、順番が回ってくるのがいつになるかわからない、とよくこぼしておりました。

<特養とは?>
特別養護老人ホームとは、在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な「介護保険施設」の1つです。「特養」と呼称されています。民間運営の有料老人ホーム等に比べ低料金であり、入居待機者が多いことで有名でしたが、入居要件が厳しくなり、待機状況は地域差が大きくなっています。

実家から一番近い特養(第一希望)は130人待ち、他の所も似たようなもの・・・と聞いていたので、うちの父が入所できるのはきっと何年も先だろうと思っていたのに。

これは懸賞に当たるレベルですごいことだ、だってまだ申し込んでから半年くらいしか経ってない、なので

「おぉ、よかったね!!」

と言うと

「そうやねんけど・・・あんまり急な話やから・・・」

と複雑な心境らしい母。

確かに急だけど、こういうのって前もって言えないと思う。

空きが出る=入所者がどこか他に移るか死亡した場合。

じゃないですか?

特養の特性上、入所してから他に移るのは考えにくい。

という事は後者の理由が大半になるわけで。

・・・「うちに今入ってる方がそろそろ死にそうなんで、お宅に来週辺り連絡するかもしれません」

とは言えないよねぇ。

なにはともあれ、その特養の見学&説明&契約に翌日二人で訪れることになりました。

父が入所できることになった特養は、そう山奥ではないけれど公共交通機関ではものすごく行きにくい場所にあったので次兄が送り迎えしてくれることになりました。

実家に集合し、3人で車で特養を目指します。

次兄は普段から寡黙なのですが、この日はいつも以上に言葉少な。

さてはご機嫌斜めかな?と思ったので私もあえて次兄には話しかけませんでした。

特養は思っていた以上、想像以上に豪華で、エントランスもロビーもまるで高級ホテルのようでした。

すげー、受付に執事みたいなおっさんまでおる!!!笑

と密かに私のテンションが上がる。

その日説明とかを担当してくれるケアマネさんが来るまで母としばし雑談。

やはり、兄二人は父の特養入所を快く思っていないそうな。

家で生活出来てるのに、そんなところに入れるのはかわいそうだ、と言うのが兄達の気持ちらしいです。


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だけれども、「家で生活」出来てたのは誰のおかげ?

介護サービスを使いつつも、母が主に世話をして来たからじゃないの?

兄達は、もちろん私も、自分が都合つく時、言い変えれば「自分の都合が良い時」しか父に関わって来ていない。

なら、母が特養に入れたいと思うなら入れさせてあげればいい。

本人である父は当然家にいたいんだろうけど、要介護4を永遠に在宅で母が介護出来るはずがない。

障がい者の子供をグループホームとかに入所させる時もそうだけれど、私は、要介護者は介護者がまだ動ける・元気なうちに施設なりグループホームなりに入所させるのがお互いにとってベストだと思う。

本当にギリギリまで自宅で自分で介護して、自分が倒れるなり死ぬなりしてから要介護者を誰かの手に託すとして。

もし託した先で何かあった場合、誰が対応するの?

自分が動けなかったら、いなかったら、要介護者を誰が守るの?

入れたらそれで終わりじゃないよ、そこから本人が幸せにそこで暮らせるように、スタッフさんと協力するのも介護者の仕事だよ。

だから私は介護者にまだ力が残っているうちのグループホーム&施設入所に賛成なのです。

まぁでもそれはあくまで私の意見で。

兄達にしてみればどんな父親でも自分達の父親であるわけで。

かわいそうと思う気持ちもわからなくないけれど・・・・

長年、そりゃもう何十年と酒と女と博打にうつつを抜かし、家族に暴力を振るい続け警察沙汰も度々起こし兄達なんて骨折レベルのケガを何度もさせられたにも関わらず、この期に及んでそんな父親に対して「かわいそう」と思えるのは本当にすごいと思う。

私は家族の中で唯一父からの暴力を受けていないので、晩年父に優しく接する義務があると自分で思ってきたけれど。

それでも父の入所に対しては、今まで散々好きなように生きて来たんだから、という思いはそれなりにある。

何事にも潮時ってものがあるよね、と。

それに、特養に入るだけで別に二度と会えない訳でも死んじゃった訳でもない。

事前に言えば外出も外泊も出来る。

「かわいそう」と思うなら、いくらでも連れ出してあげればいい。

ただそれだけのこと。


***************


父は今週の月曜日に、特養に移りました。

多分本人は旅行かリハビリに来たと思ってるけど・・・。

入所前日、兄達が父に会いに実家に立ち寄ったそうな。

その時、兄達は母に

「後悔するで」

と言ったそうです。

父を特養に入れたことをそのうち後悔する、と言う意味でしょう。

その言葉を受けて、母はずっと泣きっぱなしです。

それもまぁ仕方ないけれど。

父の問題では当事者は母です。

その当事者が決めたことを傍で見てるだけの人間がどうこう言うのは本来おかしな話で。

責任を負わない人は何を決断する権利もない。

そして、責任を負ってる人はどんな決断を下す権利も有する。

だけれどもそれと共に、その決断が及ぼす影響に対しても責任を負う義務がある

要するに、兄達が母を非難する権利がそもそもあるとは思えないけれど、兄達の非難を受け止めることも母の義務かなと思う。

なんだかややこしい難しいですね。

結局、全く後悔しない決断などないってことでしょう。

とりあえず私は今週末にでも父をお茶に連れ出そうかなと思ってます。

ご機嫌にしてるといいなぁ。




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でもってでもって。

私は介護職を通算5年ほどやって来ましたが、訪問介護の分野しか経験がありません。

なので今回初めて特養という所に行って、説明を聞き、ものすごく感動しました。

3食+おやつはもちろんのこと、入浴から掃除洗濯・・・全部施設でやってくれるんですね。

なんだかもう至れり尽くせりでびっくり。

しかも外出とか外泊とかは「ご家族様が希望されるのであれば」なスタンスで、最悪入れっぱなしも可?ってこと?みたいな。

障がい者のグループホームとはえらい違いだわ。

障害者用の「施設」を新規では「作りません」と国が宣言してから数年、障がい者の居住場所として脚光を浴びているグループホーム。

だけれども、グループホームって終の棲家にはならないんです。

てかグループホームにいても週末は家に帰ってくるし、警報とか出ても帰ってくるし、病気なっても帰ってくる。

障がい者の親は「親亡き後」を心配してグループホームにとりあえず入居させるんだろうけど

これじゃいつまで経っても親は死ねない。

高齢者施設と障害者施設を合体させたような施設が今後出来るかもしれないとも言われていますが、実は自分が健康で長生きできるよう努力することが一番効果的な対策なのではないかなとか思ってしまいました。

めっちゃ頑張って親がグループホーム立てても、このシステムじゃあんまり意味ないよね。。。




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プロフィール

みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフォー主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の19歳の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

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