記事一覧

次男が特別支援学校高等部を卒業しました

一昨日、3月8日は次男の卒業式でした。


0310.jpg


1歳半から通い始めた療育施設を卒園し、特別支援学校に入学したのは12年前。

療育施設時代はずっと母子通園で、私の側から離れることがなかった息子が、学校に通うようになってしばらくは、なんだか落ち着かない日々を過ごしていたように思います。

そんな母の気持ちなど知ってか知らずか、先生方の手厚い支援を受けて息子はたくさんのお友達にも恵まれ、笑顔いっぱいの学生生活を送ることが出来たように思います。

特別支援学校と言っても、大半の人は中学部、高等部から入って来ているため、丸ごと12年をそこで過ごしたって子はごくごく少数派。

「12年も通ったんだから、きっと卒業式は親号泣よね><」

と友達に言われたりしたけれど、自分でもちょっとそう思ってたけれど、世の中そんなに甘くなかった。

そう、私は今年度クラス役員で、役員には最後の大仕事、卒業式後のお別れ会の開催が残っていたのです。



スポンサーリンク



卒業式当日、前日に買っておいた巨大で超重い、¥7780もする花籠を抱え、慣れないヒールのパンプスで学校に到着、お別れ会会場である多目的室に搬入。

その後卒業式会場の体育館に入り、自分と配偶者の席を確保。

式が始まり、息子の卒業証書授与を見守る。

会場に入ってからずっと、何が楽しいのかやたらニコニコしている息子、やばいこれはテンション上がりすぎて何かやらかす系になるのでは?!な不安が胸をよぎったけれど、席に戻るのに少し時間がかかった以外はいたって普通に行動することが出来ました、ほっ。

校長先生の祝辞に在校生からの言葉や歌、卒業生代表の生徒さんのスピーチ、卒業生一同で歌った「旅立ちの歌」。

どれもこれも号泣ポイントであったはずなのに、私の頭と心を支配するのは

・11時5分~30分までの間に担任の先生への色紙贈呈
 (一緒に色紙を渡してくれる生徒さんを3人確保すること)

・11時半にお弁当の受け取り

・11時40分には保護者及び生徒さんの誘導

そう、役員としての今後のスケジュール

・・・泣いてなんていられませぬよ。


10時半に卒業式が終わり、全員各クラスへ。

先生からの心のこもったメッセージや記念品を受け取り、他の人は涙涙でその様子を見守っていましたが、やはりそれどころじゃない私。

無事一緒に色紙を渡してくれる生徒さん3人を確保し、色紙の贈呈、先生方と、色紙作りに協力してくれたみなさんにも感謝の意を表すことが出来ました。

その後は写真を撮ったりの自由時間。

ではあるものの、そろそろお弁当受け取りの時間でもあります。

学校玄関へ走り、既に到着していた業者さんからお弁当を受け取り、昼食会会場に走る。

私が着いた時にはもう各テーブルに人数分のお弁当が並べられ・・・え、お弁当って打ち合わせでは受付時に手渡すことになってなかったっけ?!その方が確実に数を確認できるから、と。

なんかわかんないけど事の詳細を問いただす余裕なんてなく、私もお弁当を並べ、数を数える作業に加わる。

その後参加者のみなさんも会場に入場、私も自分のクラスの参加者を誘導する。

そこへ数を数えていた役員さんから一言「お弁当が・・・足りない」


・・・えええええ。


これはえらいこっちゃ。

しかも会場は既に役員が並べた席通りにはなっておらず、お弁当の数を数えなおすのも一苦労。

そして実は伝票と領収書も、業者さんから誰も受け取っていないことが判明し、役員の一人が問い合わせの電話をかけてみる。

その間に、テーブルにお弁当を並べる際、昼食持参の方のところにもお弁当を並べてしまってたこと、参加申し込みはしたものの当日体調不良で帰ってしまわれた方がいたこと(お弁当渡し済み)が判明、本当は数はちゃんとあっていたことを確認。

伝票と領収書は確かになかったので、すぐに業者さんが渡しに来てくれることになりました。

これで一件落着?と言うことにしといてくれ、心の中で祈る。

雨が降る校門で業者さんを待ったり、息子の食事介助をしたりしている間に昼食会は終わりに近づき、私は結局お昼は抜きとなりました、とほほ。

そしていよいよお別れ会。

ここでは私は特に担当がないため、いくぶんのんびりと壁際で待機。

先生方が作って下さったスライドを鑑賞し、お子さんたちの歌を聞き、最後は代表の生徒さんから校長先生への感謝の言葉と花籠の贈呈。

花籠が予想以上に重かったため、私とその生徒さんの保護者の方が手を添えての贈呈となりましたが、とてもいい感じで会を締めくくることが出来たように思います。

その後、退場する生徒さんにささやかなお土産を手渡し、会場の片付け作業。

使用したイスやテーブルを倉庫にしまい、飾りつけを回収、ゴミをまとめたりを役員や先生方で行いました。

最後は役員で集まって「お疲れ様でした~><」の挨拶。

もう本当に本当にえげつないお仕事がようやく完了いたしました。

何ヶ月も前から準備し、数々のトラブルに見舞われながらもやり終えたお別れ会は、12年通った学校の卒業式という一大イベント以上に私の記憶に残り続けること確実だと思います。


***********

こうして次男の卒業式は終わりました。

最後に。

ここで言ってもご本人の目に留まることはないと思いますが、今まで息子と仲良くしてくれた全てのお子さんに最高レベルのありがとうを言いたい。

息子は12年間ほぼ「クラスで一番(障がいが)重い子」をやっていました。

そんな息子を「友達」として受け入れ、移動の際には肩を軽く叩いて促してくれたり、代わりに連絡帳を書いてくれたり、一緒にダンスをしてくれて本当にありがとう。

いつも気にかけてもらってばかりで、息子が他のお子さんに出来ることなんてほとんどなかったであろうに、声をかけてもらってもそれに言葉で答えることもなかったのに、会えば名前を呼んでくれたお友達の存在に何度救われたことでしょう。

特別支援学校と言っても、通っているお子さんは本当に様々で、クラスの3分の1くらいは「え、この子なんでここにいるの?」と私なんかは思ってしまうほど「普通のお子さん」に見えました。

部活動に、友達との付き合い、オシャレもそれなりに・・・出来てしまう彼らが、うちの息子を「友達」として扱ってくれる様子は親の私にとってとても尊い光景に見え、何度胸が詰まったことでしょう。

息子は卒業後は支援区分3以上の人対象の「生活介護」施設に通います。

そう考えると学校時代と言うのは、障がいが重い子も軽い子も同じ場で過ごせるとても貴重な場だったのかも知れません。

幾重にも「支援」や「教育」と言う名で守られた「学校」を旅立ち、4月からはそれぞれに新しい生活が始まります。

どうか全てのお子さんがこれまで同様健やかに、親や学校の先生のもとで培われた優しさや思いやりの心を損なうことなく、幸せな人生を送れますように。

祈ることしか出来ません。

みんな卒業おめでとう。

大事なものは、ちゃんとみんなの心に、体に、しまわれてるはずだから、安心して「自分」を生きて下さい。



~参加中~
クリックして頂けると嬉しいです☆





スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

みけこ#

Author:みけこ#
兵庫在住のアラフォー主婦です。家族は配偶者&大学生の長男とダウン症+重度知的障害の19歳の次男、猫2匹。仕事は介護職です。シンプルライフに憧れてます。よろしくお願いします。

■ホームヘルパー2級
■アロマテラピー検定1級
■FP技能士3級

検索フォーム

スポンサーリンク

  

アンケートモニター登録

ブロとも申請フォーム

~参加中~

応援して頂けると嬉しいです